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2026/7/6

【死への先駆的覚悟性】みんなで創ろうライナーノーツ完成!【犠牲の血】

▪️犠牲の血

 

◆この歌は戦争の歌である。
地上の凄惨な景色と、夜空の美しい景色の対比が素晴らしい。
戦場では、何かのための犠牲になるという美化された意識を持たなければ、人は生きてはいけないのだろう。
その中でただ一人、僕だけは死を受け入れており、既に意識は天からこの戦場を俯瞰している。
戦争という極限状態の中、人として死にたいという僕の強い意思を感じる。

 

◆誰かを殺すことは、私が死ぬことと似ているように感じる。

沖縄で生まれ育った私は、戦争教育を過剰気味に浴びた幼少期だった様に思う。

小学校に入学した6歳の6月には慰霊の日があり、廊下にはびっしりと沖縄地上戦のモノクロ写真のパネルが張り出される。

モザイクなどない死屍累々の顔、顔、顔。
当時、死に過剰に怯えていた私は、
叫び出して狂いそうになる死を前にしているにも関わらず、
一枚一枚パネルを凝視しすぎて、
朝の会に間に合わなかった記憶が遠くある。

「私の死」ではないのに、私の死の様に感じていて目を逸らせなかった。

だから私も君を殺さないと思う。

濾過されぬ生命が 月に叫んでいる
という歌詞がとても好きです。

 

◆バイオリンによる壮大な音づくりが素晴らしい。昔の戦の情景がイメージされました!人は生きるために刃を交え他者の命を絶つ、この主人公の覚悟がすごい!

 

◆戦乱の阿鼻叫喚を描いた曲。命のやりとりというものは創作の世界の出来事と捉えがちだが、それでも生きている限り自分に降りかかる可能性はある。人はいつ何時死を迎えうる可能性があるが、それを他者に強いることはしない。自らが正しく生き、正しく終わるための決意を力強く覚悟性を以て表明した一曲と感じた。

 

◆オーケストラから始まる壮大な、COCK ROACHが何度も歌ってきた戦争の残酷な光景が最新精鋭の楽器隊により重く響く。どこまで宇宙や粒子の学問を得ようと結局問題は人と人である、と思わされる。
「僕は僕のままで死のう/それが何の為の犠牲にならなくても」

 

◆シンフォニックなストリングスの導入から壮大かつ壮絶な戦いの景色が浮かび上がる。ここでも刻まれるメタルリフの嵐に血が騒ぐのを抑えられない。争いの果てに生まれる犠牲、誰かを殺すか、自ら死を選ぶか、そんな究極を描いた今最も世界へ向けて鳴らされるべき一曲。