孔子の唄

 

紺色の空見上げ報われぬ

非人格な人の群れ

季節を秒針刻みで変え

感染された個人の意味は

二度と流れぬ川をも

砂漠に変え 消えた・・・

血を絞りそれでも生きる人

十字に祈り捧げる人

治癒力の無い神権思想よ

 

退いた白色虫は

散弾銃に飛び散り

青空の夢見ながら

ピアノ線になった

 

何より孤独に・・・

神より無力に・・・

黒旗が風になびく方へ

人は歩いてゆく

 

孔子の唄にふさぎし耳は

誘え・・・・誘え

孔子の唄にほじくり眼

誘え・・・・イザナエ

 

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