コラム[日常催眠術のススメ@]

 

「僕は人に催眠術をかけることができます。」
こんな事を言うと今だに「うそだぁー。」とか言われたりする。
今時、まだ催眠術を超能力とかと同じ風に考えている奴がいるんだなぁーと思う。
「うそだぁー。」とか言う人に限って知識が無い人が多い。
そういう人に一から説明するのは面倒なので 「催眠術の本を読んでみなよ。」 と言ってその場の話を止めにする事にしている。

催眠術というのは決して超常現象でも特殊能力でも無いのである。
この御時世、治療やダイエットにも活用されているほど身近なものになってきている。
催眠術を人にかけるかどうかは、それを身に付けるか付けないか程度のものだと思う。
もちろん上手い下手はあるし、身に付けるのに時間のかかる人もいる。
上手い下手があるという事は、「催眠術の才能」というものが存在するという事である。

催眠術と手品(マジック)は似ていると思う。
上手な手品を見せられた時、人は超能力・特殊能力であると錯覚する。
見る人の常識的物理から外れている事が目の前で起こるからである。
しかし、手品の本を読んで理屈を知り、トリックの仕組を知ると ”意外と簡単そうだな”と思ったりする。
それを身に付けようと練習すれば、才能の度合にもよるが、ある程度マジシャンと 同じ様な事が出来るのである。
さらに催眠術と手品が似ている所は 「相手の心理や肉体の特性を利用する」という点にあると思う。
簡単な手品を例に挙げると 「ここに何の仕掛も無い水の入ったコップがあります。」とマジシャンが言う。
誰もがそのコップに注目し、「何の仕掛も無い」という言葉に疑いをかける。
ここでマジシャンはそのコップを見ている相手に渡すのである 相手はそのコップを手に取り、 本当に仕掛が無いかどうか、 自分の目で確かめたくなる。
そして確かに普通の水の入ったコップである事を確認する。
次にマジシャンは新聞紙を出して、それも同じ様に相手に確かめさせる。
「では、このコップの中の水が一瞬にして赤ワインに変わります。」
コップに新聞紙を幕の様に下げ、それをすぐに取ると、 コップの中の水は赤ワインに変わっているのである。
上手く行けば相手は一瞬、何が起こった分からない様な不思議いっぱいの顔に なっているのである。

(催眠術のススメAに続く)

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