2001年詩集『口の無い僕の詩』より(2)

 

<目玉の無い人>

口をポカアンと空けて
シンクロの世界を行く

紫色の服を着た人々が
目玉を探して夜を歩く

「昨日猫を食べる夢を見たよ
そしたら月が消えちまったんだ。 」

銀色のスープに
吹き込んだ最期の言葉
「目玉が無い。」


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