2001年詩集『口の無い僕の詩』より(3)

 

<サーカス>

小さなステージ
客、僕、独り
赤いカーテンがかかっていて
まだ何も始まらない。

独りでお菓子を食べて待つ
独りでお菓子を食べて待つ

もう、どれくらい経つのかなあ?
僕がここへ来たあの日から
ああ、、、、ピエロが見たいよう、、、、、

ずっとお菓子を食べて待つ
ずっとお菓子を食べて待つ

ピーーーーーーーーーーーーーーーー
ピーーーーーーーーーーーーーーーー

開演のブザー?
きっとそうだ。
やっと始まる。
早くピエロがみたいよう。

ステージのカーテンがゆっくり開いてゆく
一面の巨大鏡が
反射光をあげて現れた。
巨大鏡に自分の姿が映った
しわだらけの白髪男がお菓子を食べている。
僕?、、、、、、、、だよな?

やっとピエロが見れた。

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