コラム「夢」


ある辞書によると、人が寝てるときに見る幻覚を“夢”というらしい。
その夢について個人的な体験をここに書き残します。

僕は幼いときからほぼ毎日夢を見てきました。
寝起きにすぐ夢を思いだし「なるほど 今日はこんな夢だったか。」と振り替えるのが習慣でした。
しかし、現実離れしてい る夢を見ていても“夢”の中では何故気付かないのだろうか?と不思議になるばかり でした。
せっかく毎日見る夢なんだから、どうにかそれを認識し夢の中で楽しみたい! !と考えたんです。
しかしすぐにできるものでもなかったので、悪戯に時は経ってゆ きました。
毎日寝る前に『今日こそは夢に気付いてやる!』と言い聞かせ眠っていま した。毎日毎日。

数ヵ月か数週間かがたったある日、夢の中で僕は空に飛んだのです。

それはまるでドラゴンボールのブクウ術?コックピットから華麗に飛び立つガンダム の様?その時点では夢と気付かなかったのですが、目覚めたときに「なんて夢だ!! うぉぉ、空を飛ぶってこんなに気持ちいのかぁ!」と布団の中で喜びました。

その後、 ずっとその感覚を忘れる事無く、またあの夢見たいなぁと考えながら寝てました。
そ してついに夢を夢と気付く日が来たのです。

その日の夢、 寝ている自分に金縛りがかかる。そして何だか良く分からないが、物凄い引力らしき ものによって寝てる格好のまま窓ガラスをぶち破り外に放り出される。
当時アパート の2階に住んでいる俺は案の定、2階から落ちて行くのです。
しかし!!そのとき「な んだこの感覚は!?前に空を飛んだときと同じような感覚じゃないか!」と気付いた のです。
が徐々に近づく地面、万事休すかっ!?「うぉぉぉ」なんと地面ギリギリで 空を飛んだのです。
それはまるで天空の城ラピュタで捕われた要塞の塔の上のシータ をパズーとドーラが救おうとするシーン。パズーが気絶するドーラの代わりにフラッ プターを操縦し「あがれ〜!」と言って機体が急上昇させるところのその動きような 感じ(説明がわかりずらくてすいません)。

夢のなかの僕はついに“夢”に気付き空 を飛んだのです。
それからというもの、落ちてゆくという感覚の作用によって夢を自覚し空を飛ぶこと が多くなりました。
また金縛りによくかかってた僕は、その金縛りの感覚が落ちていくという感覚に近いことに気付き、金縛りという感覚から空を飛ぶことができるように なりました。
最高潮の時は、何の作用もなく夢を自覚し夢のなかで遊んだりしました。 たとえば、すれ違う人に「止まれ」と言ってみんなカチコチにさせたり、あぁアイツ に会いたいなぁと思ってヒュッとその友達を呼んだりしてふざけてしまいました。
た だ不思議なことに違う人がたまに出てきちゃうこともありました。
二倍とは言わないが、起きている時間と夢の中で生きている時間が日々を楽しませて くれていました。

それから何年かたった今は、あまり夢の中で“夢”に気付くということを意識しなくなっ てしまい徐々に操ることが出来なくなってしまいました。
これを読んだ人のなかには、 夢を操れる人もいるでしょう。きっとなんかの切っ掛けからできるようになったり、 夢への意識が人より強いからなのではないかと思います。
毎日見る夢のなかにそれを 気付かせる鍵となる何かを見つけたら、きっと今までとは違う夢の見方ができるんで はないでしょうか。

 

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