コラム「自業自縛」

「自然のつくるものは時に存続するが、人間のつくるものは時に儚い。」
と、言い残した人がいた。
俺もそう思う。
人間の欲のままに残されたものは、ただただはかない。
地球を食い漁って、便利便利便利快適快適快適、、、、。

地球に異変が起きている。 海も空も山も、陸もそうだ。 生き物にも。
人間はこの先何年生き続けられるのか?
それは誰にもわからないかもしれない。
ただ、いつかはきっと滅ぶときがくると俺は考える。
そのとき、我々の残してきたものはどの生物がどんな価値をみいだすのだろう?
自然の怒りは我々自身の手で招き入れ、 科学の恐怖は我々自身の手でカタチを現す。
やがてそれは、地球全体を蝕む。

悲しい出来事が起きた。
我々の工業的開発により生物は行き場を失った。
その中に知床の熊がいた。 森は減り食料も減ってきた。
行き着いた先は、人里の保存食を手に入れるという手段だった。
ある人はこの事をこう言った。
「おいしい思いをする学習をした。」
利己的な人間の滑稽な発言だ。
学習したのではなく、追い込まれたのだろう。
そしてその熊は射殺された。

イラク戦争、大勢の死者。
ブッシュさん、「生物科学兵器は未だ見つかりません。」

大震災、都心の犠牲者が多いのは、隣の人を知らないから救出が遅れる。
地球の温暖化。 我々の便利な電化製品、、、
何年か後にはいくつかの島が海に沈む。

本来の生き方
本来の共存
本来の自然
本来の地球

そんなことを言っても俺は洗剤や油で水を汚し、
ケツを拭いたり鼻かんだり
自身のバンドのCDケースに紙を使い、
排気ガスを撒き散らす車に乗りツアーに行く、、、
電化製品も使う。
CDも電化製品を使用しなきゃ聴けない。
直接この手で何かを殺しているのではないかもしれないが、
確実に犠牲になっている生命がある。

当たり前になっている文化に溶け込んでいる俺に尽きない矛盾が手をかざしてくる。
できる範囲で俺は気を付けている。
偽善者と言われてもよいから。
何もしない人よりマシだと考える。
少しずつ自分を変えてゆきたい。 努力してゆきたい。

 

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